2014年7月27日日曜日

用法・用量を守り正しくお使いください。


こんばんは!川崎です。
それではさっそく前に出した「可愛い熊さん」の答えです。

-病院側は熊さんに、ばんそうこうをつけた。そして小さな子供達には
「熊さんたちはけがを治すために病院に入院しているのだ」と伝えたのである。
子供達は熊さんたちをかわいそうに思い、連れて帰ることはしなくなったそうだ。-

模範解答はこんな感じです。あくまでこれは模範なので答えは他にもたくさんあると
思ってます!ただ、ポイントとしては「理由付け」ですかね。

人に何かをお願いする時や、何か間違った事に対して叱る時に大事なポイントは「理由付け」にあります。
ここで出てくる問題で、例えば子供に対して「熊さんもってかえったらダメ!」っていわれても、
実際子供からしたら「なんでもって帰ったらダメなの?」っておもっちゃいます。

なるほど。なるほど。「理由付け」が大事なのか!
ほんなら「この熊さんのぬいぐるみは病院のものだからもって帰ったらダメ!」って伝える事もできるかと思います。

これも「理由付け」としては本当の事だし。子供からしても理解はできると思います。
でもこれだと子供からしても納得はできないんですよね。だってもってかえりたいんだもん。

そこでここの「理由付け」にさらに加えて重要なポイントが「当事者(子供)の感情に対しての理由付け」ってのが大事なんですよね。熊さんは自分と同じように怪我や病気なんだなぁ。もってかえりたいけどもってかえったら治らないし。かわいそうだなぁ。って気持ちが自発的に出てきます。

だから各々で考えてもらった答えに「子供の感情に対しての理由付け」が入っていれば正解かと思います!!


ここでちょっと営業の世界の話を盛り込んでいくと。この「理由付け」ってのはむちゃくちゃ効果が高いんですよね。営業トークすべてになにかしらの「理由付け」ってものが入ってない事にはお客さんに納得して契約につながる可能性は低いです。

逆に「理由付け」がしっかりしていれば、ほぼだいたいのお客さんは納得して聞く態勢にはもっていけますよ。聞く態勢にもっていけないかぎりはどんなうまいプレゼンをしても契約に結びつく可能性は低いっすね。

営業においてむっちゃ大事!つか自分の生活の中でも「自分よりの理由付け」ではなく「相手の感情にうったえかける理由付け」をつかいこなせたらかなりおもしろくなりますよ。絶対!


この「理由付け」がどれだけ効力があるのか?っていう実験が過去にハーバード大学のエレン・ランガー教授っていう人がしてたんですよ。最後にそれだけ紹介したい思います!!

-実験では、コピーをとろうとコピー機の前にいる人に対して、次のように願い出る。

(パターン1)「すみませんが、先にコピーをとらせていただけませんか?」
(パターン2)「すみませんが、コピーをとらないといけないので、先にコピーをとらせていただけませんか?」

パターン1には理由がない。パターン2には理由がある。しかも「それっぽい理由」
結果をみるとゆずってくれた率としては、パターン1が60%に対してパターン2が93%。-

内容としてはパターン1もパターン2も同じ。だが後者の方が「それっぽい理由」がある事で「急いでるのかな?」っていうような心理状態になります。それで、ゆずる事に納得してしまうんですよね。


明確な理由ではなくとも相手の感情が動くキッカケになるような「理由付け」
バリバリ効果的っすよ。あっ!悪用しないでね。笑


用法・用法を守り正しくお使いくださいませ。


0 件のコメント:

コメントを投稿